皆さん、心電図の勉強はしていますでしょうか。「いつかしなきゃ」と感じながら後回しにしてしまっている人も多いかと思います。今回は医学生、看護学生、または医療職として既に働いている方々向けにオススメの心電図の書籍を紹介します。
心電図とは
心電図とは胸部に電極を貼り、心臓の電気的な活動を取得するものです。
オススメの書籍
心電図はかなり奥が深い分野で、非常に多くの書籍があります。その中で多くの学生が実際に読んでおり、最もオススメできるのが『レジデントのための これだけ心電図』(Amazon, 楽天)です。“レジデントのため”とありますが、医学生や看護学生など心電図に関わることになる全ての方にお読みいただけると思います。
良いところ
本書籍の良いところは以下の3つになります。
- 緊急性のある疾患から書いてある
- 細かい理論に深入りしておらず、非常に読みやすい
- 心電図から診断までだけでなく、実際の対応にまで踏み込んで解説されている
心電図で判断し、即座に対応が求められる疾患が一定数あります。そういった疾患から扱っており、まさに学ぶべき順番に構成されている参考書であると言えます。また細かい理論に深入りしていないことから読みやすく、入門書として非常にわかりやすいです。実際、私はこの参考書と過去問を解くことで心電図検定3級を取得しました。心電図検定の過去問集は2級と3級が一緒になった、『心電図検定 公式問題集&ガイド』(Amazon, 楽天)を使用しました。興味がある方は見てみてください。
心電図検定
心電図検定を主催している日本不整脈心電学会によると3級は一般臨床医、循環器勤務メディカルプロフェッショナルのレベルであるとされており、循環器内科医を目指さない限り現場で必要とされる知識量は十分に得られると考えて良いのではないかと思います。まずは『レジデントのための これだけ心電図』を読んでみて、興味が出た人は心電図検定にも挑戦してみてください。
まとめ
心電図を学ぶ上で最も大事なことは、危険な心電図か否かを瞬時に判別することです。病歴を踏まえながらそれが理解できれば多くの人にとって十分だと言えます。今回紹介した『レジデントのための これだけ心電図』は入門書として非常に優秀であると言えます。この記事が、皆さんが心電図を学び始めるキッカケになれば幸いです。いいね!と思った人は共有をよろしくお願いします。毎週月曜日朝6時の投稿を目指しています。ブックマークやX(旧Twitter)のフォローも是非よろしくお願いします。
以上、『たった一冊で心電図の勉強は終わり!オススメ書籍をご紹介』という話題でした。
駆け出し医師Dr. K
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